潜水業務時間の別表を使った計算問題の解き方

別表を使って潜水業務時間を計算する

潜水士試験の問題で、誰しもが必ず最初は戸惑う「潜水業務時間」の別表を使った計算問題について、解き方を図入りで詳しく説明します。
別表を使った計算問題は、通常2問出題されます。
最初から「潜水業務時間は解かない!」と決めて2問捨ててしまうのも手段の一つですが、解き方さえ覚えておけば応用が効きますから、下の解説を参考に是非ご自分でも解いてみて下さい。
計算問題は、例題を何問か解いて慣れてしまうのが一番です。

ここでは平成16年前半の潜水士試験に出題された問題を例にあげています。


問19:
1日2回の潜水業務を1回目24m、2回目25mの深度で行うこととし、1回目の潜水時間を60分行った後、船上で1時間30分安静にした場合、2回目の潜水可能時間は次のうちどれか。
(本問及び問20については、別表(1)、(2)を用いて算出すること。)

(1)100分
(2)108分
(3)120分
(4)127分
(5)140分


解説 1回めの潜水を終了した時、別表Aから体内ガス圧係数が1.8、業務間ガス圧減少時間が60分となるのを読み取ります。

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別表

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次に、別表Bの2の目盛りで1.8、4の目盛りで90に印をつけてし、これら2つの印をを直線で結びます。
下の画像では赤色で直線を結んでいます。

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2回目の潜水深度が25mですから、1の目盛りの「24を超え26以下」のところをに印をつけます。この印と先程の赤色の直線を直線で結んで、これを右端5まで延長します。
下の画像では交差する直線を緑色で書いています。

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この緑色の直線の延長上にある5の目盛りを読むと、これが修正時間となります。この場合、34分です。
下の画像をご覧下さい。画像では5の目盛り上に●がついています。34のあたりということがおわかり頂けるかと思います。

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2回目以降の潜水については、必ず修正時間を考える必要があります。潜水時間の限度(最大潜水時間)から修正時間を引いて、修正最大潜水時間を計算します。
2回目の潜水時間ですが、別表Aの水深25mにおける最大の潜水時間(区分)を見ると、110分を超え160分以下となっています。ですから水深25mにおける最大潜水時間は160分ということがわかります。

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最大可能潜水時間の「160分」から別表Bで求めた修正時間の「34分」を引くと、修正最大潜水時間は126分となります。
この日の潜水の最大水深は25mなので、1日についての潜水時間は200分となっています。

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1回目の潜水で60分潜ったので、2回目の潜水で126分潜るとしても、1日の合計の潜水時間は186分で、1日についての潜水時間の限界である200分を超えることはありません。
というわけで、この問題の場合は、126分が2本目の最大潜水時間となります。
別表Bの5を目盛りを見るときに、多少のごさが生まれる場合がありますが、1~2分の差は特に気にする必要はありません。
というわけで、正解は「4」の127分となります。

潜水業務時間の別表を使った計算問題の解き方の余談

もし、上記で求めた1回目の潜水時間と、2回目の修正最大潜水時間の合計が、「1日の潜水時間」を超える場合は、「1日の潜水時間」から超える時間を差し引かなければなりません。
例えば、1回目の潜水時間が70分、2回目の修正最大潜水時間の合計が130分、1日の合計の潜水時間が210分となる場合で、1日についての潜水時間が200分の場合は、10分オーバーしていることになります。
ですから2回めの修正最大潜水時間130分からオーバー分10分を引き、120分とします。
問20:
前19問に関して、2回目の潜水を70分行った場合の浮上停止の位置と停止時間は次のうちどれか。
(1)水深6mで21分、同じく3mで22分
(2)水深6mで26分、同じく3mで22分
(3)水深6mで27分、同じく3mで25分
(4)水深6mで27分、同じく3mで32分
(5)水深6mで29分、同じく3mで41分 解説 2回目の潜水時間は70分ですが、上記問19で解いた修正時間「34分」を足す必要があります
つまり、70分+34分=104分で、2回目の潜水は25mに104分間潜水したということになります。
よって、別表Aのから、6mで27分、3mで25分の減圧停止が必要ということがわかります。

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というわけで、正解は「3」となります。
潜水士試験問題集 模範解答と解説(120題) 潜水士試験問題集 模範解答と解説(120題)

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別表を使った計算問題もこれが一番わかりやすかったので、個人的にオススメです。
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こちらのブログ(Kamar Kecil di OnEcoTravel)で過去問題と答えを配布しています。
計算問題は例題を沢山解けば解くほど理解度が深まりますので、是非、自分で何問か解いてみて下さい。

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